November Story



巧みな嘘でだまして欲しい
せめて今夜は夢心地
いつもの店で いつものワイン
心変わりはわかってた
  「君に話が、大事な話がある」
  電話の声が哀しくて・・・
風が寒いね 11月 あなたが遠くなっていく


街を見下ろす展望台で
出会った頃を思うけど
いつかどこかで逢ったとしても
知らないフリができるはず
  「君はどうしてそんなにやさしいの?
   ぼくのわがまま許してさ」
風が寒いね 11月 あなたが遠くなっていく


  子どものようにおどけて手を振った
  あふれる涙 拭えずに
風が寒いね 11月 あなたが遠くなっていく
あなたが遠くなっていく