プラットホーム



走り去る列車を見送った
まるで映画のワンシーンのように
たそがれのプラットホームから
僕は静かに抜け出していく

今度またいつ会えるだろうか
不安だらけの長距離恋愛は
届かない片想いに似てる
想いばかりが膨らんでいく

  出会いは時の罠 神様の悪戯
  もっと楽な相手なら良かったのに
  でも・・・君を選んだ


それぞれの街は流れている
僕には僕の 君には君だけの
それぞれの季節の中で
二人変わっていくのだろうか

そのままの君が好きだよ
声にしかけた言葉は途切れても
だからこそ 今、伝えたいんだ
たとえ叶わぬ願いだとしても

  君のその笑顔を忘れないようにと
  思わず君が照れてうつむくくらいに
  僕は・・・君を見つめた

走り去る列車を見送った
まるで映画のワンシーンのように
たそがれのプラットホームから
僕は静かに抜け出していく